アナログからデジタル
グラハム・ベルによって発明された電話の通話方式は、いわゆる「アナログ方式」です。
このアナログ方式はその後も長年に渡って電話の通話方式として使われ、現在でも固定電話の多くにはまだこのアナログ方式が使われています。
アナログ方式はその後携帯電話にも踏襲され、1980年代の携帯電話は全てこのアナログ方式でした。
当初の自動車電話から進化した携帯電話はその後料金が低下したことで加入者が急速に増えましたが、加入者が増えるに連れてアナログ方式では電波が不足するという問題が出てきました。
そこで日本では1993年にそれまでのアナログ方式に代わる、「デジタル方式」によるサービスが開始されました。
このアナログ方式とデジタル方式の違いは音声を電波に変える時の方法の違いです。
簡単に言えばデジタル方式というのは音声の波形をそのまま電波の形にして送信します。
理論が単純なので通信機器の構造も簡単でコストも安上がりなのですが、その反面アナログ方式は通話の音質はあまり良くありません。
これは電波が空気中を飛ぶ時に周囲から様々な影響を受け、波形が変わってしまうことがあるからです。
また、通話の時に使用する電波の量も多くなります。
それに対してデジタル方式では音声をそのまま電波の形にするのではなく、音声を一度数字に変換した上で、その数字を電波で送ります。
ですからデジタル方式の場合は例え電波が何かの影響で形を変えても、音声は数字に変換されていますので、数字が読み取れる限りは音声への影響はありません。
さらにこの音声を変換した数字はコンピュータで圧縮することが出来ますので、電波に乗せるデータ量を少なくすることが出来ます。
つまり同じ電波を使ってデジタル方式ではアナログ方式よりも、多くの情報を送ることが可能です。
現在の携帯電話は単に通話だけでなく、様々な機能が搭載されて一種の移動式情報端末になっていますが、このように大量の情報を同じ電波に乗せて送ることは、アナログ方式では不可能でした。
その意味ではデジタル化は携帯電話の未来を大幅に拡大したとも言えます。
携帯電話の今昔と未来は、あなたの起業にお役立てください。
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